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何故、技術者はUSパテントをウォッチしないのか?

 

英語はどうも苦手なんです。読むのに時間がかかって疲れるんです。要するに面倒なんです・・・これを理由にしてはいけません。確かに多量の英文資料と向き合うことは大変にしんどいことです。ところが、このシノハラメソッドで英文構造が理解できると、スイスイと正確に読むことができるようになります。地雷パテントを仕掛けられない為にも、蟻地獄パテントに引き込まれない為にも、それぞれの専門分野の技術者が、USパテントを絶えずウォッチして自分が必要とする情報を素早くおよそを読み取っておくことが大切です。それにはオフィシャルガゼットとアブストラクトをチェックすることをお奨めします。

 

内容・構成

1.

発明の方法(Method)の概要を読む

2. 発明の装置、システムの概要を読む
3. 方法を記述している200の動詞一覧表
4. オフィシャルガゼットに関するQ&A(対訳)
5.

USP 6487538、6470324、6535817
USP 6529831、6512977、6502032
〔上記6件のオフィシャルガゼットとアブストラクトをシノハラメソッドで解剖(対訳&解説)〕

 
 Official Gazettについてひとこと
   

米国特許庁(USPTO)が毎週公表しているオフィシャルガゼットは簡単に極めて迅速に閲覧することができます。このガゼットはひとつのパテントの内容を1ページの範囲内で示すために1枚の図面と概要説明で構成されています。その概要説明は通常、特許請求の範囲(claim)の第1項がコピーされているようです。

これだけの内容で概要を捉えるには、その分野の技術者でないと無理かもしれません。ガゼットの記述は発明がどのように構成(comprising)されているかを示します。発明が主に方法(method)に関するものかモノ(systemdeviceapparatus)によって記述の仕方が異なります。方法の場
合は「どのようにするのか」が要点ですから構成要素は動詞の「現在分詞形」で記述されています。「モノ」の場合は、その構成要素は当然「名詞」で記述されます。

 Abstractについてひとこと
 

アブストラクトの記述はガゼットの記述とは異なり、先頭の表題を除けばS、V、Oを持った通常の文章です。このアブストラクトを読めばガゼットだけでは判らなかった内容が少しは見えてくるはずです。それでもアブストラクトはあくまでも概要ですから、こちらだけで内容の全てを捉えるのは難しい話です。