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英語文章の構造が把握できれば、英語特許文章を分割するのは難しい作業ではありません。各自が日常の業務の中で(対訳は「PAT-Transer」がやってくれる)極めて容易に経費をかけずに、数多くの日本語対訳つき骨格文章のデータベースが構築できます。これは大変な社内資産として活用され伝承されていきます。初期導入については日本アイアールがコンサルティングします。
 
 

リバースエンジニアリングするところからスタート

特許仕様書を「紙の製品」に見立てるなら、海外向けの“高品質で強い”特許仕様書を“生産”するための一つの方法として、海外メーカーの“高品質で強い”特許仕様書に「リバースエンジニアリング」をかけるやり方が最適と思われます。
なぜ真似することが必要か。
英語には英語の流儀があります。すなわち、英語を母語とする人々の思考様式に従って記述されるのが、標準になっています。その展開様式は、一つの文章の中だけに留まらず、仕様書全体の中での展開様式に反映されています。この様式にそぐわないものは、異質の物として、理解されなかったり、あるいは排除の対象となりかねません。人は誰しも、慣れ親しんだ様式にそぐわないものに対して、拒絶反応を示します。ライバル海外メーカー等の特許仕様書を数多く“ばらして”、それがどのような構造になっているのか、文章と文章のつながりはどのように展開されているのか、一つの文章内の展開はどうなっているのか、などを把握していけば必ず一定の法則が見出せる筈です。

 

読解&蓄積支援ツールを活用、これが本当のIT化

単にシノハラメソッドで“ばらす”だけでは目的は果たせません。分割された英語コンポーネントに日本語対訳をつける必要があります。この作業は特許専門翻訳ソフト「Pat-Transer V.7」にやらせます。この機械翻訳ソフトは、短いセンテンス、フレーズ、コンポーネントの対訳には読解支援ツールとして十分に利用価値があるものです。
同時に“ばらす”過程において利用できそうな部材(部品)、つまりセンテンスやフレーズ、あるいはコンポーネントを数多く集めることが可能となります。
部材が数多く集まれば、次の段階は、自分たちの発明を特許仕様書に仕立てる、“コンポージング”となります。基本として、日本語で論理的に明確に記述することができれば、日本語から英語へ、機械翻訳の力も利用し、次いで部材を加工して応用することにより、一つの仕様書を効率よく仕立てていくことが可能なっていきます。また、企業特有の統一されたバラつきの少ない高品質商品(文章)が出来上がります。工場生産型の仕様書作成が可能となります。〔英語の知的インフラ構築のご提案書を用意しております。お申し付け下さい。〕