特許仕様書を「紙の製品」に見立てるなら、海外向けの“高品質で強い”特許仕様書を“生産”するための一つの方法として、海外メーカーの“高品質で強い”特許仕様書に「リバースエンジニアリング」をかけるやり方が最適と思われます。
なぜ真似することが必要か。
英語には英語の流儀があります。すなわち、英語を母語とする人々の思考様式に従って記述されるのが、標準になっています。その展開様式は、一つの文章の中だけに留まらず、仕様書全体の中での展開様式に反映されています。この様式にそぐわないものは、異質の物として、理解されなかったり、あるいは排除の対象となりかねません。人は誰しも、慣れ親しんだ様式にそぐわないものに対して、拒絶反応を示します。ライバル海外メーカー等の特許仕様書を数多く“ばらして”、それがどのような構造になっているのか、文章と文章のつながりはどのように展開されているのか、一つの文章内の展開はどうなっているのか、などを把握していけば必ず一定の法則が見出せる筈です。 |